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事例紹介
< 組織マネジメントの改革コンサルティング >

生産性の高いモノづくりに向けた組織づくり
―アコモワークショップが変えた現場の仕事の仕方とマネジメントの姿勢―

クライアント  N社 B工場

実施期間     2018-2020

マネジメントカテゴリ     ナレッジマネジメント

事業分野    医療機器開発事業

事例概要

医療系機器メーカーの生産工場の全社員(100名規模)を対象とした、「モノづくりの姿勢の現状改革による生産性の向上プロジェクト」として2020年に3年目を迎えている。

1年目はアコモデーションを用いたワークショップの場を各製造部門、間接部門に導入することで、鬱滞していた現場を活性化させるとともに、各部門を越えて一体感を産み出すという工場全体のインパクトを与えた。1年目の成果を踏まえ、2年目は、工場の業務マネジメントへのアコモデーションの定着を視野に、「小集団活動」と、「その活動のPDCAのプロセス間」のマネージにアコモデーションを導入した。この活動を現場主体で実践することで、アコモデーションの場づくりの経験とその効果を現場リーダー層を中心に体感することができた。

① 現在の工場の生産プロセスに即した組織的姿勢の再形成と現場の動きの変化

とりわけ製造部門では、職人的な上意下達の仕事の姿勢の良い面を踏襲しながらも、チームで協働して仕事を進める仕事の姿勢が形成され、その姿勢に即したアクションが創出されている。

②アコモデーションの場づくりの実践による3つの組織能力の向上

「チームで本音で話し合い気づきを共有する対話力」、「チーム間/部門間/階層間でお互いに自チームの姿勢を伝え、他チームの姿勢を学ぶ連携力」、「チームメンバーの一人一人がチームで納得した方向性に即して自らの当事者性を伴ったアクションを取る機動力」の組織能力が各部門の現場リーダー層中心に身につき向上してきている。

③班/部門/部門間の“本当の問題”の探求と組織の一体感の深化

「こうしたらもっとうまくやれる」、「ここがどうもしっくりこない」という現場のニーズを踏まえてSSMの実践を行い、製造部門と間接部門のあいだで、お互いの仕事の状況とその状況の中での思いと実感について気づき合いながら、“本当の問題”を共に探求することができた。さらにその“本当の問題”の探求のプロセスを通じて部門を越えた組織の一体感を深めることができた。

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